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年長組『クッキング~育てた大根を食べよう~』

年長組のクッキングは「生活体験」を増やし「食への関心」や「自己の身体(健康)への意識」を高めながら、就学に向けて「学ぶことの楽しさ」「知ることへ面白さ」を感じることがねらいです。

今年度も昨年同様文科省の指示により、座学を中心にした総合活動としてカリキュラムを組み、6月に行った「カレーの日」に向けての活動以来2回目の調理活動です。

今回も副園長が3クラスを順に回って実施しました。メニューは子どもたちがベランダで栽培して収穫した大根を使った味噌汁。でき上るまでの過程を机上講習の形式で行いました。

まずは味噌汁作りには欠かせない「出汁(だし)」について学びました。世界で一番固い食べ物である「本枯鰹節」の香りを嗅いだり、鰹節を味見したり、鰹節削り器の紹介もありました。

その他、鰹出汁と昆布出汁の味比べをクイズ形式で行ったり、出汁を取った後の鰹節も「食べて見たーい」という子どもたちのリクエストにこたえて味わわせてあげたりとたくさんの体験をしました。

次に味噌汁の中に入れる具材についても学びました。油揚げが豆腐でできていることや、その豆腐の原材料の大豆についても学びを深めました。

その他、和食の配膳の基本である「一汁一菜」についてや、箸の使い方の指導では、実際に箸を使ってフエルトなどを掴む練習をした後、大豆をお皿に移す体験をするなど盛り沢山の内容でした。

箸の持ち方は大人でも約3割の方が間違えているそうです。下記の図を参考にご家庭でもぜひ確認してみてください。

食育についての様々な座学を学んだ子ども達。日本人が大切にしてきた食文化(食育)の事が沢山詰まっていました。子ども達もあらためて食の大切さを感じた事でしょう。