あおむしNEWS
『もちつき』の様子
今年も何とか子ども達に『もちつき』の体験をさせてあげたいと『おやじ倶楽部』のご協力をお願いし、衛生面に最大限の配慮をして実施しました。
前日に子ども達全員で餅米をとぐ体験もしました。年中組と年長組は一クラスずつ園庭ピロティーで、年少組は各クラスでとぎ、翌日水を吸って膨らんだ餅米も観察しました。
この時期の水は冷たく手のひらに刺さるくらいです。日頃のお母さんの大変さを実感する機会にもなりました。でも優しい先生方はタライに温かいお湯も用意してくれました。
子ども達はおこわからお餅が出来上がる様子を見学しました。杵を振り下ろすタイミングにあわせて「よいしょーっ!」と掛け声をかけお父さん達を応援しました。
もち米は三台の釜土で一気に蒸かし、子ども達の目の前に並べた三台の臼におやじ倶楽部の皆さんが分散してつき、総量40㎏、18臼をつき上げていきます。
「おやじ倶楽部」の皆さんは2週間前から体調を整え、お仕事を調整してくださり、平日にも関わらず19名もの皆さんが集まってくださいました。正に子ども達にとって格好良いヒーローでした。
今年は年長組の子ども達のもちつき体験も復活しました。お父様にお手伝いいただき、杵の重さを実体験「よいしょーっ!」と持ち上げてみました。
一方、つき上がったお餅はバットに入れ、臨時の食品工場になっている職員室に運ばれると、副園長を中心に主任、年少組の副担任、学年担当の教師で調理してもらいました。
つき上がった餅は片栗粉をまぶし白餅にし、パックに詰めて全園児分のお土産を作ります。それに加え今年はお味見用の黄粉餅も全園児分つくるので大忙しでした。
各クラスではつきたてのお餅のお味見もしました。味付けしてもらった黄粉餅と餅になる前のおこわも分けていただき味比べをしました。
その他、年少組と年中組はお餅にまつわるお話をプロジェクターで観たり、年長組はお米に関する座学も行い学びを深めました。
来年こそは4年前の様に、黄粉以外にも餡子、みたらし、甘辛醤油、辛味(大根おろし)など色々な味のつきたての美味しいお餅を食べさせてあげたいと思います。
持ち帰った白餅はパックに入れたまま冷蔵庫で冷やすと三日程で伸餅になるので各ご家庭で召し上がって頂けると嬉しいです。