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年長組『クッキング~育てた大根を食べよう~』の様子

年長組は年間で5回程クッキングを行っていましたが、今年はコロナ禍の為調理して食べる事は控えてきましたが、机上講習の形でしたが最初で最後のクッキングを行いました。

今年は昨年行ってきた5回分の内容を凝縮して座学を中心に副園長先生が導いて下さいました。調理するのは子ども達が育てた大根を使ったお味噌汁です。

まず最初に味噌汁に必要な出汁について学びます。本枯れ鰹節の匂いを嗅いだり、鰹節の味見をしたり、鰹出汁と昆布出汁の味比べクイズもしました。

味噌汁の具材は大根と油揚げです。大根は子ども達がベランダのプランターで育てたものです。まず最初に野菜について学びをふかめました。

野菜は地面の中と外で育つ野菜があります。「太陽を浴びると色がつくよ」と教えてもらい、どの野菜が土の中で育つのか子ども達も一緒に考えてみました。

「陽の光を浴びた緑野菜は体を元気にし、土の中で育つ根野菜は体を温めてくれるんだよ」と教わり、今日の具の大根は根野菜だから体が温まりますね。

次に日本伝統の配膳や箸の持ち方なども教えてもらいました。配膳表をみながら実際に箸、主食(ごはん)、汁もの(椀物)など配膳してみました。

箸の練習は担任が一人ひとり持ち方を見て回り確認しました。ご家庭でも下記の図を参考に練習してみて下さい。

食育についての様々な座学を学んだ子ども達。もう一つの具材の油揚げは大豆から出来ている事も詳しく教えてもらいました。

そして仕上げの長葱を加えて具沢山でお出しのきいた美味しい味噌汁が出来上がったので熱々のうちにお椀によそり、おにぎりと一緒に頂きました。

「美味しい!」と沢山おかわりをする子ども達。自分達で育てた大根に味が沁み込んでとても良い味に仕上がっていたようです。

今回行った『クッキング』には日本人が大切にしてきた食文化(食育)の事が沢山詰まっていました。子ども達も食の大切さを感じた事でしょう。