あおむしNEWS
年長組 クッキング「おにぎりを作ろう」の様子
2015年5月21日
当園では食育の一貫として年長組が年間で5回のクッキングを行っています。初回のテーマは日本人の主食であるご飯にスポツトを当て「おにぎり作り」を体験しました。最初に「おにぎりは何から出来てるでしょうか?」の問いかけから、本物の稲穂を見せ、最後のクラスはモミの皮を剥いて玄米を取り出す体験もしました。
黄金色の玄米を見て、いつも家で食べている「白米」との違いに気付いた子ども達。そこで玄米を精米機で精米して白米を作ってみる事にしました。子ども達は段々と玄米が精米され白くなっていく様子を交代交代に不思議そうに覗き込んでいました。
次に精米したお米を小型の炊飯器で炊いて一口ずつ味わってみました。炊き立てのご飯は甘味があり「美味しい!」と、これまた大感激の子ども達。噛めば噛むほど甘味が増す事にも気が付いたようです。
炊き立てのご飯が届き、いよいよおにぎり作りに挑戦。その前に味付けの「塩」についても少しだけお勉強しました。そして、用意してきたおにぎりの中に入れる具を確認すると、コンブにシャケ、ソーセージにチーズ、ミートボールやから揚げなど盛り沢山でした。
今回は衛生面に考慮しお茶飲み用のカップにラップを敷いた中にご飯を入れて、真ん中に自宅から持ってきた具を入れて作りました。まだ温かいご飯で作ったおにぎりはとっても美味しかったようで「とっても美味しい!」と大感激の様子でした。
その他、玄米の粕が「糠(ヌカ)」で、これも塩と水と混ぜると漬物の元の糠床(ヌカどこ)になる事や、塩の話から体の中にも塩分があり、塩の大切さを知るなど、食育に限らず、科学、生物学など色々な分野にまで学びを深めました。