あおむしNEWS
お泊まり会
年長組がお泊まり保育を行いました。子ども達はお昼前に登園し出発の時間まで園内で過ごしてから公共の宿泊施設「青少年の家」まで出掛けました。何時もはじっくり遊べない年少組や年中組の先生方とクイズをしたり、綱引き、縄跳び、鬼ごっこ等、真剣勝負の対決をしたりして園内で過ごしているうちに緊張気味だった子の表情も次第に和らいできました。
結団式が終わって出発しようとした時、園長先生に預けていたはずの「お泊まり会のチケット」が何者かに隠されてしまいました。すると犯人のゴリスケ(幼稚園にいる大きなゴリラのぬいぐるみ)から指令が届きます。それは、まずリーダーを中心にグループ毎に力を合わせ、パズルになっている4枚のカードを見つけ出し、さらにそれをクラス毎に繋げ合わせ謎を解かなくてはなりません。子ども達は一致団結をして見事に謎を解き明かし、ピアノの中に隠してあったチケットを探し当てました。心を一つにした子ども達は自信満々で青少年の家へ出発しました。
青少年の家までは貸切の路線バスに乗って行きました。到着するとグループ毎に担当の先生とお部屋で楽しく過ごしました。その後は、食事や布団敷き等分担されている係の仕事をそれぞれ一生懸命頑張りました。そして、楽しみにしていたナイトプログラムのキャンドルサービスでは、又々ゴリスケから声のメッセージが届き火の大切さを教えてもらいました。
興奮ぎみだった子ども達も10時過ぎには皆眠りにつきました。そして翌朝は快晴の天気になりました。朝の集いで元気一杯に体操して目を覚ますと、朝食をしっかり食べて解団式を行いました。園長先生が「もう一日お泊まりしたい人?」と聞くとほとんどの子が手を挙げていました。園に到着すると保護者の皆さんが園庭で花道を作り大きな拍手で出迎えて下さいました。子ども達はその間を颯爽と、でもちょっと照れくさそうに歩いていました。まる一日を仲間と一緒に過ごした子ども達は先生や友達との絆が一層強まった様です。親元を離れお泊まり出来た事が自信となり、きっとこれからの生活に反映される事でしょう。
後日、年長組ではお泊まり会の思い出を絵日記にし、文章をつけて書いているクラスがありました。とても良く描けて(書けて)いました。
卒園生に聞くと、幼稚園の思い出の中で一位、二位を争うのがお泊まり会の事だそうです。今年の子ども達の心の中にも楽しかった思い出として何時までも脳裏に刻まれている事でしょう。尚、お泊まり会の様子を収めたDVDを貸出ししています。夏休み中は絵本の貸出しと同時に行っています。「平山先生の講演会」「食の講習会」と合わせましてどうぞお申込み下さい。