あおむしNEWS
年中組クッキング「おみそしるを作ろう」の様子
5回に渡って行って来た年長組のクツキングが終わり今度は年中組が来年度に繋がる様にと「おみそしる作り」を行い、包丁を使った野菜切りなどを初体験しました。
今日のクッキングのポイントのひとつは料理の時の「音」です。副園長が「料理する時はどんな音がする?」の問いかけから出で来た「グツグツ」「トントン」の二つの音に着目し調理を進めます。
まず最初に味噌汁の具材となる「人参」「大根」「長ねぎ」「油あげ」を紹介し、ここでクイズ。「さて、この中で一番固いものはどれでしょう?」の問いかけに、多くの子ども達は多くの子が「大根」と答えていました。
「正解は人参でした!」と、あらかじめ教師がカットしておいた人参を水を入れた鍋で煮込みます。「グツグツ」の音に耳を傾けながら、火を扱っている時のお約束も伝え、点火時の火が点く音にも耳を澄ませていました。
次はいよいよ野菜を切る「トントン」の音の体験です。まず初めに包丁の使い方をについて、どこを持つのか?どこで切るのか?危険なところは?など模型を見ながら詳しく説明してもらいました。
そして「手洗いの大切さ」についても学びました。手は綺麗に見えても雑菌がいる事や、食事や調理前、トイレの後は必須な事など、どんな時に手洗いが必要か不必要か子ども達も一緒に考えました。
そして丁寧に手洗いした後は、一人ずつ大根のいちょう切りに挑戦しました。初めての包丁体験なので少しドキドキしましたが、皆上手に猫の手で野菜を切っていました。
切った大根もすぐさま鍋に投入し煮込みます。その間に暫し再びクイズの時間。今度は「野菜の花は何色だ?」のクイズ。具材の大根、ねぎ、人参をはじめ、畑で栽培したナス、トマト、きぬさやなどの花の色も思い出しながら答えていました。
クッキングの醍醐味は何と言ってもお味見です。大根が煮えたか確認の為の試食や、味噌も味見をさせてもらいました。そして、出汁の素の袋もくんくんと香りを確認し正に五感を全部使ったクッキング体験となりました。
油揚げを加え出汁を入れ味噌で味付けし最後にねぎ入れると完成です。そして今回は子ども達が育てたキヌサヤもいれました。
お母さん手作りのおにぎりと一緒に、出来立て熱々の味噌汁を持参したお椀によそってもらい皆で美味しくいただきました。
普段はちょっと野菜が苦手な子も皆で食べると美味しいと残さずペロリと平らげ、何度もお代わりに並んでいました。今回のクツキングを通して年長になる楽しみが又一つ増えてくれたならとても嬉しいです。