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年長組クッキング第5弾「一汁一菜を作ろう」の様子

生活体験を通じて日本伝統の食文化への興味関心を深めるきっかけにと、年間を通じて行ってきた年長組のクッキングもいよいよ最終回を迎えました。
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今回はその総まとめとして幼稚園の畑で収穫した冬野菜を使って、日本伝統の「一汁一菜」を調理し、配膳文化や箸の使い方まで学びを深めました。
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まず始めに和食には欠かせない「だし」の「うま味」について、かつお節の削り器を用いて実際に鰹節作りから体験し、鰹だしと昆布だしの味見比べもしました。
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「一汁」の味噌汁の具は冬野菜と油揚げです。今日のクラスはプランターで育てた青首大根とゴボウを入れました。「一菜」のふろふき大根用の大根は輪切りに、お味噌汁用はイチョウ切りにし、ゴボウはピーラーを使ってささがきにします。
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「ふろふき大根」はお米の研ぎ汁で茹でた後、昆布だしで煮込み、味噌汁には子ども達が削った鰹節に花鰹をたっぷり加えてだしをとります。
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「ふろふき大根」の味付け用の味噌だれには「赤みそ」を、味噌汁には赤味噌と白味噌の中間の「淡色味噌」を使用しました。こちらも指に少しつけてそれぞれ味見タイムを設け、子ども達は「どっちも美味しい!」と嬉しそうに味見をしていました。
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煮込んでいる間に暫し座学の時間があり、今回は日本伝統の一汁一菜の配膳の仕方についてや、箸の持ち方使い方まで学びました。そして、箸の先でカチカチ音が鳴らせる確認しました。
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今回は食べきれる量を考えながら自分でご飯をよそいました。そして、出来立て熱々の具沢山の味噌汁とふろふき大根はたっぷりあったにもかかわらず、何度もお代わりをしてあっと言う間に完食してしまいました。
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和食の旨味は世界無形文化遺産に認定されるほど世界中から認められている日本が誇れる伝統文化です。その素晴らしい食文化は手間暇と心を込める和の文化です。そんな気持ちで我々教師も保育に臨みたいと思います。