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年長組 お世話係奮闘の様子

新年度が始まり、年少組の登園初日から園庭には鯉のぼりが子ども達を出迎えています。この鯉のぼりは少しずつ数が増え子ども達を楽しませています。

新学期が始まり4日間、今年も年長組が年少組やプレイルームから進級したり、新たに入園して来た年中組を正門まで出迎え、保育室まで送り届ける「お世話係」の仕事を行いました。

年長組は何時もより早く登園すると早々に身支度を済ませ、カラー帽子を白に変え正門前に一列に並び、年中組が登園して来るのを今か今かと首を長くして待ちます。

そして、不安げに登園して来た年中組に「おはよう、一緒に行こうね」と優しく声を掛けながら、そっと手を差し出します。

手を繋ぎ名札を見てクラスを確認すると、上履きに履き替えさせて保育室まで送り届けるのです。一年前に自分達がしてもらった事を思い出しながら優しく関わる表情は徐々に年長組のお兄さんお姉さんの顔立ちになってきている様に見えました。

「お世話係」の仕事は年長組が年長になる為の大事なひとつの行事でもあるのです。出迎える前は緊張気味だった年長組の子ども達も二人、三人と送り届けるうちに、人の為になる喜びを感じている様子でした。

中には脱いだ外靴を下駄箱まで運び、上履きを丁寧に履かせてあげている年長組さんの姿もありました。きっと去年自分が同じようにしてもらったのでしょう。

お部屋まで送り届けるとクラス担任や補助の先生から「ありがとう」とお礼の言葉を掛けられます。役に立ったと言う喜びから年長組になったと言う自覚と喜びが芽生え自己肯定感も育まれる事でしょう。

年中組が全員登園するとお仕事は終了です。「明日以降も困っている年中組がいたら助けてあげてくださいね」と園長がお願いすると、快く返事をする年長組の子ども達でした。