あおむしNEWS
年長組クッキング第一弾「おにぎりを作ろう」の様子
当園はお弁当の幼稚園です。先週保護者を対象に行った「食の講習会」など「食育」には特に力を入れています。そして今日は年長組が「おにぎり作り」のクッキングに挑戦しました。
クッキングを指導するのは副園長先生です。今回のテーマは日本人の主食である「お米」にスポットを当て、おにぎりの素となる「白米」はどうやって作られるのか探っていきます。
お米の図鑑を見ながらお米が育つ過程を学習した後、去年の年長さんが育ててくれた稲穂を観察します。まず匂いを嗅ぐと畳の匂いに気付き、籾を剥いて玄米を取り出してみました。
「どうやったら黄金色の玄米が白米になるのだろう?」と言う疑問を持った子ども達。そこで玄米を精米機で精米して白米が出来る過程を見せてくれる事になりました。
精米機の中で玄米がぐるぐる回転しながら白米に変化する様子を代わる代わる観察した子ども達。のこりかすの糠(ヌカ)も栄養があり、塩と水を加え糠漬けの素にしたり、畑の肥やしになる事も学びました。
稲穂から籾を取り、籾を向いて玄米を取り出し、精米して真っ白な何時も食べている白米になったところで、今度は実際に焚いて試食してみることにしました。
一合焚きの小さな炊飯器で先ほど精米したお米を研いで炊き上げ、炊き立てのホカホカを皆で試食してみました。
次に味付けとなる「お塩」についても学びました。海水から作られる事や塩分は食べ物を腐りにくくしたり、人の身体の中にも塩分があり守られている事なども知りました。
そしていよいよおにぎり作りに挑戦します。今回はコップにラップを敷き、ご飯を入れ真ん中に穴を開けます。その中に家から持参した具を入れて振ると丸いおにぎりになります。
取り出して海苔を巻いたら、もう少し握って崩れないようになったら完成です。熱々のうちにいただき、お代わりしたい子は何度も握り、7kgのご飯はあっと言う間に完食してしまいました。